SILICOM(シリコム)
スタンダードタイプ SS-01 / デスクトップタイプ SD-01
シリコーンゴム100%で3D造形を可能にした画期的な新機種
事例紹介
SILICOM 採用事例 ロボットハンド
SILICOM 採用事例 関節包モデル
「SILICOM(シリコム)」 はシリコーンゴム3Dプリントの新たな可能性を拡げる
UV(紫外線)硬化型液体積層造形方式(LAM方式)を用いたシリコーンゴム3Dプリンターです。
製品全体写真
スタンダードタイプ SS-01
デスクトップタイプ SD-01
造形エリア
スタンダードモデル
【AI搭載】
自社開発スライサーソフト搭載
※本内容は2024年6月24日時点のものです。予告なしに変更する場合があります。
本製品は特許申請商品です(※特許番号 : 第7158787号、第7121435号、第6949187号)
特徴
日本国内生産による安定した供給・保証体制
材料供給にシリンジ方式を採用
材料供給は紫外線を遮断するシリンジ方式を採用。
ヘッドに装着する事で硬度変更等の段取り替えが容易で自由に材料開発が可能。
シリンジ容量は10ml、20ml、50ml。
※特許取得済
低硬度から高硬度まで様々な硬度ラインアップから選択可能
SILICOM(シリコム)では他の軟質3D造形と比較し、硬度を選択することが可能です。
また引張強度などの物性は「金型成型品 と同等」なものが造形可能です。
色調対応も可能 特注色にも対応可能
■標準色 6色:ナチュラル、白、黒、赤、青、黄 *さらに特注色に対応可能
色調は通常ナチュラル色の液状シリコーンゴムに、顔料を追加することで着色を実現。
シリンジ毎(10ml、20ml、50ml)に色調を作成することが可能です。
ナチュラル色
ナチュラル+インサート
着色サンプル 医療分野
「骨モデル+筋膜形状(架橋接合品)」を採用例としてご紹介いたします。
(ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社様向け)
筋膜形状は縫合テスト用に使用されます。骨形状はPLA 3D造形品です。
※「架橋接合」、当ページ下方部に説明ございます。
<骨モデル+筋膜形状(架橋接合品)>
※拡大図 ご要望をいただき、筋膜の筋も表現
<心臓モデル(架橋接合品)>
<血管モデル(架橋接合品)>
※長いものも造形可能
<耳形状>
<歯+歯茎形状>
※歯は光造形品です
<心臓モデル>
※架橋接合実施品
着色サンプル 自動車分野
EV社、ハイブリッド車などエンジンルーム内でのワイヤー・コネクタなどのシール材に「特注色・小ロット対応可能」です。
またお客様のご要望に合わせた特注色も検討いたします。
<ワイヤーシール形状>
<コネクタシール形状>
<イグニッションコイルラバー形状>
着色サンプル ロボット分野
カキフライ搬送自動化の用途に採用。左右1セットで使用。掴む対象物の様々な大きさ・形状に対応できるよう、3D造形ならではの内部 中空形状を採用し、エアーを送り込み、人工筋肉のようにカーブさせて掴むことを実現しました。
<ロボットハンド形状(架橋接合品)>
※カキフライを掴む様子
着色サンプル 工業分野
3Dプリント特有の積層痕の削減を実現
積層式3Dプリント特有の積層痕の削減を実現しました。
独自開発のシリコム専用スライサーソフトにより、最適な条件で架橋させることで積層痕の削減。
より高品質なシリコーンゴムの3Dプリントが可能です。
従来型シリコーン3Dプリンターと比較し造形性が向上
従来型シリコーン3Dプリンターと比べ、熱架橋からUV架橋に変更されたことにより、架橋時間の短縮が可能となりました。
従来品は熱架橋後に装置冷却のため積層造形を直ぐに開始出来ませんでしたが、UV架橋は冷却の必要が無く架橋後の積層造形が可能です。
また、独自のスライスソフトにより造形積層スピードや造形精度が従来のシリコーン3Dプリンターに比較し飛躍的に向上。
約150%の造形スピードの向上を実現します。(予定・当社比)
【AI搭載】自社開発シリコム専用スライサーソフトを搭載 (特許取得済)
シリコムにはAI搭載の自社開発オリジナルスライサーソフトを使用いたします。
オリジナルのスライサーソフトにより液体シリコーンゴムを適切にコントロールいたします。
また学習データを活用し、最適な条件を導き、綺麗な造形を実現いたします。
1.蓄積した学習データをもとに簡単に造形可能
蓄積した学習データを活用し、登録された材料の選定をするだけで、
造形形状と使用材料に対して最適な条件を自動で設定します。
2.AIを搭載し更に使用勝手を向上
専用スライサーソフトにはAI機能を搭載。
長時間使用し学習データを蓄積させる事でユーザーの造形する対象品を自動的に最適化します。
3.学習評価システムを搭載
造形結果の「良し悪し」を入力する事で、次回以後の造形に最適な造形条件を更新していきます。
架橋接合(特許取得済)による複雑な形状の造形
弊社特許取得技術である「架橋接合」を用いる事で更なる複雑な形状の造形が可能となります。
「架橋接合」とは、3D造形に使用する材料を用いて、3D造形品同士の接合面に材料を塗布し架橋させることで、強度はそのままの複雑な造形を可能とする技術です。
また長手方向に接合していくことで、長い造形品にも対応可能です。
万が一に備えた安全設計
緊急停止させたい時には下記2点にて簡単に停止可能です。
また、異臭や有毒ガスは発生しない仕様となっております。
【定期メンテナンス、年間保守費用】は必要ございません。